結婚式で周りの人にお祝いの言葉と祝福の笑顔に包まれると、
人の中のいつともとは違うスイッチが入ってしまうことがあります。

普段は感動屋でもなければ、涙もろいわけでもない、
どちらかというと、クールなタイプの友達が、すごく感動したのか泣いてしまうことがあります。

そういう姿を見ると、結婚式には何かがあるんだろうと思っていました。

しかし、自分には、そんなことは起こらないだろうと思っていました。
つい他人事と思ってしまうのが人間です。

今までに人前で泣いたこともなく、人前でなくても一人でも泣くという経験がほとんどなかったので、
泣くという感覚自体を忘れかけていました。

しかし、緊張していたこともあり、前日が眠れなかったこともあり、
なんとなく不安な気持ちとこれからへの期待が入り混じった気持ちの中で、

その場から逃げ出したい気持ちの中で、朝を迎え結婚式で久々にあった親戚の人が、
本当に嬉しそうに、笑顔で祝福の言葉を言ってくれたり、普段はほとんどちゃんと聞いたこともなかった、

来賓のお祝いのスピーチでさえ、心にぐっときて、いつもと自分の感情が違うことに気づきました。

そのまま、ふわふわした気持ちのまま式が進み、最後に待っていた新郎のサプライズの余興では、
嬉しくなって笑いながら泣いてしまいました。

結婚式の準備に乗り気じゃないのかと思っていた新郎が密かに練習していたことを知って、
感動しながらも、この人と生きていこうと改めて心に思った瞬間でした。