結婚式って良いものだなと、初めて思ったのは高校時代の親友の結婚式に参列したときです。

当時、23歳で自分自身ではまったく結婚を意識していなくて、
どちらかというと結婚なんて魅力的じゃないと思っていた時期でした。

ですから、親友の幸せを祈って列席する気持ちはありましたが、結婚式に対して醒めていた時期だったと思います。

彼女が結婚式を迎えるまでに色々な過程があり、
本当に愛する相手と結婚することになったことはよく知っていたので、幸せになって欲しいと思って、参加しました。

その会場は派手好きでセンスが良い彼女が選んだのではないな、と一見してわかるような地味な会館でした。

その会場を見た瞬間に、彼女の結婚式がすごく心配になってきました。
一生に一度のことなのに、昔から彼女が語っていた希望の結婚式とは違うことがわかったからです。

自分の席に着き、新郎新婦の入場を待っている間、そんなことを考えていたのですが、
実際に彼女の顔を見た瞬間に、そんなことはまったく関係ないのだということがわかりました。

彼女は今まで見たどんな瞬間よりも輝いていて、幸せそうで満ち足りた様子でした。

披露宴終盤での新郎が彼女のために歌った下手な歌を聴いて、
涙ぐんでいる姿は、10年以上経った今でも、鮮明に思い出すことができます。

この結婚式に参列して、本当に結婚式って良いものだなと思い、
自分もすごく結婚したくなりました。実際に体感してみると考えることも変わってきます。