我が家の父親は、頑固親父をそのまま実体化したようなタイプで、
厳格で堅物なのもあいまって、子供たちともなかなかうまく交流していない状態になっていました。

そんな中で、妹の結婚が決まりとにかく筋が通るかどうかという判断基準の父親と、
幸せな結婚式の夢を持っている妹の話し合いが、平行線で、このままどうなるのか、
という感じで結婚式の話をするたびに喧嘩になり、最後には、妹がヒステリックに泣きながら怒り出し、

父親は、結婚式には出席しない、というようなことを言い出しあい、
家族も収拾の付かない二人をおろおろしながら見守るような状態の中、
どんどんと時間が過ぎ、本当に結婚式前日まで、二人は仲直りをしないままでした。

そして、結婚式の朝も挨拶もなく、事務的に何時に来てくださいというメモを残して、
妹は朝一で、ヘアメイクと着付けの準備に出かけていきました。

母親と叔父の説得で、何とか父親も羽織袴を着て、会場まで連れて来ることができましたが、
どこから見ても、不機嫌に見えました。式が進んでも、父親の態度はかたくなで、
もうみんなが諦めていた後半に、妹からの両親へのお礼の手紙と花束の贈呈というシーンがやってきました。

二人の険悪な状態を知っている家族は、
どきどきしながら、無事に済んでくれることを祈っていましたが、
予想外に、父親が目を真っ赤にして、泣くのをこらえている姿を見て、

妹も号泣し、まさかの結婚式での和解を果たしました